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親知らずの抜歯

親知らずの抜歯について

口腔内のトラブルを引き起こす生え方が多いです。
お悩みの方一度ご相談ください。

人の文明を長い歴史を重ねて今日までいたります。原始的な生活をしていたときと比べると、食生活や調理方法が大きく変わり、それに伴い人間の噛み合わせや顎の形も変わりました。そのため、一番奥に生えてくる「親知らず」は大半の人は正常な生え方にならず、斜めや横方向に傾いて生えてしまう場合が多いです。
このような状態になるとお手入れが難しく不衛生になりがちで、口臭の原因になったり、生えたところからむし歯や歯周病となり歯肉や周囲の歯にも悪影響を及ぼすこともあります。
結果的には親知らずを抜歯した方が周囲の歯を守ることにも繋がる場合もあるので、患者さんの状態をしっかり見極め、最善の治療プランをご提案します。

親知らずを抜歯しないリスク

正常な生え方をした親知らずなら、問題は無いのですが、不十分な生え方をしていると汚れがたまりやすく、そこからむし歯や歯周病になってしまい、周囲の歯まで悪影響が広がることがあります。また、口臭の原因になったり、粘膜が刺激されて痛みや腫れを生じてしまうこともあります。

親知らずを抜歯しないリスク

  • 周囲の組織に不要な刺激を与えてしまい、腫れや痛みに繋がる場合がある
  • 歯が生えるスペースを割いてしま以前たいの歯並びが乱れる場合がある
  • 歯ブラシが届きにくく口内の衛生環境を保ちづらい
  • 親知らずから虫歯や歯周病に広がりやすい

親知らずの生え方

■真っすぐに生えている状態
むし歯を繰り返したり、歯肉に悪影響を与えているのであれば抜歯も選択肢の1つになりますが、そのような兆候はなく、他の歯のように真っすぐに生えいている状態であるならば、抜歯をする必要はありません。
しっかりとブラッシングをし、守っていきましょう。

■一部が露出している状態
歯肉の外に歯の一部だけ露出しており、他の歯より低くなっていたり、尖った形に見えてる状態を指します。放置しておくと、汚れがまたりやすく、他の歯まで歯周病やリスクが高まってしまいます。そのため、抜歯をおすすめします。

■完全に埋まってしまってる状態
外からは確認できず、完全に歯肉の中埋まっている状態です。その影響で歯肉が腫れたり、他の組織に悪影響を与えたりするときは、抜歯も検討します。

親知らずの抜歯のメリット

  1. 虫歯・歯周病の予防

    ブラッシングがしやすくなり、口内の衛生状態を保ちやすくなるので、むし歯や歯周病の予防に繋がります。
  2. 口臭の改善

    親知らずが起因となる汚れがなくなるので、それによって生じていた口臭が改善されます。
  3. 噛み合わせに影響しない

    親知らずが適切に生えるスペースが確保でない場合、無理に生えた親知らずによって、他の歯が圧迫され歯並びが乱れ、噛み合わせが悪くなる場合があります。
    抜歯により、他の歯の悪影響がなくなるので、歯並びの維持がしやすくなります。

当院の親知らずの抜歯治療の特徴

  1. 痛みに最大限配慮した治療

    当院では患者さまの負担を可能な限り軽減できるよう、「痛くない治療」を心がけて、様々な麻酔法を導入しています。

    表面麻酔

    麻酔注射を行う前に、注射の痛みを緩和させるため表面麻酔(歯肉に塗る麻酔薬)を行なっています。

    電動式注射器

    麻酔注射は力の入れ加減でも痛みの強弱が変わってしまいます。電動式注射器利用することで手動の注射器より優しい力加減で薬をゆっくり注入できるので痛みの軽減になります。

    細い注射針の選択

    注射針が太いほど痛みが強くなります。そのため当院では極細の注射針を使用し、針の痛みに配慮しています。
  2. 歯科用CTによる精密な診断

    三次元解析のCTによる確実な状態把握で、難しい親知らずにも対応

    歯肉内部に埋まり肉眼で観察できないなど難しいケースは、歯が生えている位置、骨や神経の状態などを的確に知る必要があります。無理に抜歯をしてしまうと神経を傷つけてしまうリスクがあります。そのため歯科用CTを使い、的確に患者さまの状態を把握します。歯科用CTはX線写真とことなり、立体画像で状態を確認できるので、正確な状態把握ができます。患者様の状態を的確に判断してか治療を開始し、アフターフォローまで行なっています。

    CTによる立体画像